スズキエポ(PV50)タンク修復
ゴメンナサイ。今回かなり長いです。。
皆様実におひさしぶりでございます。居住地が露西亜だもので冬眠しておりました(爆)
モンモンでございます。SIOともども今シーズンも宜しくお願いします(;´Д`)
今回はモンモン初仕事です!
依頼人はSIOではないので、今回は奴の出番はありません(´ー`)
まあ、なんというか今回は知人のバイクなのですが、
直せる見込みが低い、代替パーツが無いなどで
バイク屋で断わられたと聞いて引き受けました。
ヤフオクの検索でもプラモデルしかでてこないようなシロモノです。

スズキ・エポ(PV50)1979年式でございます! 希少車です。
タンクに穴が開きガソリンダダモレした為、あえなく廃車にしようかと持ち主は考えていたそうです。
(タンクだよな。。。ハンダで穴ふさげばええだけやん。)
「直してミセマス!!」
と豪語してしまいました。もうあとにひけません。。
「やっぱりあかんかった。。」なんていえないしね(´Д`)
まあタンクやん。とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
作業は想像を絶するものでした。。。。
*注意 かなりばっちい作業なんで食前食後は見ないでください。責任とれません(爆)
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作業開始!

まず問題のタンクです。メインが3.5L。リザーブが0.5L。計4Lのかわいいタンクです。
初めてのタンクレストアなんで、不慣れなところが沢山ありますが、
まあ初めてでもこれぐらいはいけるぞってことで目つぶってやってください(´Д`)

漏れはこの個所からきていました。
燃料がない状態で放置していたためサイドスタンド側が腐食して漏れたようです。
とりあえず発見できた個所は4箇所。

まず、脱脂しなくてはならないので中性洗剤をいれます。食器用で問題ないです。

風呂場のお湯をできるだけ高い温度に設定してジャージャー流します。洗剤は完全に流してやってください。
高い温度にするのは、錆は温度が高ければ高いほど剥離しやすくなるからです。

流す場所がなかったんで便器へ・・・汚くてごめんなさい。
この茶色のは下痢じゃないですよ!!全部錆です!!
嘘じゃないYO!! ホントだYO!(つД`)ノ

サンポールの廉価版です。それと熱湯です。

穴はとりあえずガムテープでふさぎ、まずサンポール1本をタンクにぶちこみます。

熱湯をタンクのふちまでぶちこんで1時間様子見てみることに。。。
便器の上においたのは、便器ならば万が一漏れても溶けないからです。
アパート内での作業なので、流し台など腐食してドエライことになったらやばいですからね。

タンクを漬けおきするときは塩素ガスが滅茶苦茶出てやばいんで換気扇回して閉め切って放置しましょう。
換気を怠ると最悪病院送りになります。

コックはガムテープじゃふさがりませんでした。底面も腐食していて、実際の穴の数は倍以上に増えました。
コックをふさぐために10センチ17円の燃料ホースをつなぎます。

そしてハサミできって、リザーブ側も同じようにつけたらライターであぶってふさいじまいます。

増えた穴。。。想像以上にヒサンです。
先に穴をふさいでサンポールやればいいと思う方もいらっしゃるでしょうが状態が酷かったこともあり、
俺はふさいでから再発すると二度手間になると考え、最初に錆を徹底的に排除しました。
ここはそれぞれでよいと思います。
当たり前ですが、全ての修復作業においてタンクの給油口はガムテープなどでふさいで行なってください。
異物混入で最悪エンジンかからなくなります。

2度目のサンポール。
おもらししやがりました・゚・(ノД`)・゚・。
ジャージャーと流れる緑色の液体。30分で2リッター流れちまいました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
絶句と同時に、錆とり後の穴の数は総数いくらあるのか考えたときにかなり憂鬱になりました。

とりあえずガッチリお湯で洗浄してからドライヤーつっこんで30分放置。
作業中にまた錆が再発しますが、最後に軽く錆とりするので無視して作業続行です。

180番くらいのサンドペーパーであなあき個所を削り、塗装を剥いでしまいます。
これをやらないとハンダがうまくのりません。

買ってきたもの。
金属加工用ハンダ。フラックス。ポケットトーチ(いらないです)。
計2千円くらい。ポケットトーチは後でわかりますが、要りません。

まずフラックスをぬってハンダを穴に流し込むようにして埋めていきます。
ある程度埋めてから何度も何度もタンクをのぞきます。表面もなめまわすように見ます。
よく見たらデカールの部分や、塗装そのものが少し浮いていました。
それをハサミでコンコンつついていくと、穴は全部で20数箇所に及びました・゚・(ノД`)・゚・。
ここで作業を一旦中止し、剥離剤を買ってくることにします。
タンクをマルハゲにしてみないことにはわからないと判断したからです。

剥離剤は600円ぐらいだったと思います。刷毛はなんだっていいです。
タンクの裏以外の全ての面に塗ります。当初部分塗装を考えていましたが、全面塗装をするので全て綺麗に剥がします。

30分ほど放置すると塗装がごわごわと浮いてきます。
何度も繰り返してマルハゲにしちまいます。
多少塗装が残りますが、カッターの刃などを使ってゆっくり傷つけぬよう全てはがすのがベターだと思います。
傷つけてしまった個所は丁寧にサンドペーパーをかけましょう。

マルハゲ姿。表面もかなり侵食されていますね。
この部分も全て400番くらいのペーパーで錆がなくなるまで削ります。

痛々しいけど、腐食がひどく、穴が・・・・・状に連なっていたのでハンダで根こそぎ埋めました。
穴の周り5ミリ〜1センチ4方全て埋まるぐらい埋めてやるといいとおもいます。
埋めた個所はロウ付けするのですが、ポケットトーチではつきませんでした。
つくタイプはつくようなんですが、俺の買ったのは不良品でした。
まったくつかなくなってしまった。

キレたのでまともなトーチ買ってきました。
2千円。マフラー焼くのにもつかえそうだし、この際と思って購入しました(´ー`)
んでまあ、ハンダづけした個所をこいつでゆっくり、ハンダが流れるかどうかギリギリまであぶってやります。
これでもれなくなります。

その後、今度は45度のお湯とサンポール1本をふたまでいれて1時間つけます。
作業中に沸いた程度ならばこれでとれます。
そして最後には水抜剤(ガソリン車用50リッター分)125円を全部ぶちこんでドライヤーで乾かします。
防錆剤が入ってるので効果はそれなりにあります。
50リッタータンクに効いて4リッターできかないってこたあないでしょう、多分(;´Д`)
はなさかGなんて錆とりケミカルもあるらしいけど、俺は貧乏仕様でいきます。

まあキャラメル入ってたのがこれぐらいにはなります。

この後灯油を入れて8時間様子を見ました。幸いしてモレはなし。
灯油を入れたのは、抜いた後も簡単に揮発しないので、その後の作業時間分のコーティング剤となってくれるからです。
どうだべと思ったんですが、安上がりで効果てきめんでしたw
タンクを安く直そうという貧乏なひとで数日かけて修復する場合、灯油つっこんでふっておくことをおすすめします。
本当は仕上げはFRPが一番いいです(´Д`)

最後の仕上げ。ハンダを埋めた個所に根こそぎパテ盛ってやります。
盛るときはケチケチやらずにがばっとつくってがばっともってしまいましょう。
これが空気が入らない秘訣なのではないかとおもいます。(板金工の方もそうするらしいです)
その後は仕上げパテを使い気泡がなくなるまで何度も何度もやるのですが、今回は妥協しました(´Д`)←ヘタレ
徹底貧乏仕様なので今回はホルツの凹み用100Gのみを使用しました。800円くらいだったべか。。。

360番でゴシゴシしたらこんな感じになりました。
最後は1000番で愛撫! 派手な気泡は何度も埋めてやりましょう。
あと、ちょっと気になった裏面の穴の個所もびったり埋めてしまいましょう。錆びにくくなるでしょうから(´Д`)

完成!!
塗装は1本198円のエナメル塗料を2本使いました。これを塗るときに下地を10層ほど塗り、
ダラダラ下にたれるぐらいぶっかけて24時間以上乾燥させたのちワックスを10層ほど塗り研磨しました。
サイドのパテ埋めが上手く面がでませんでしたが、、、装着した感じさほど目立たなかったのでよしとしました。
文字のカッティングはダイソーで売っていた耐水英字シートを2枚使いました。
なんかレジャーバイクなのにミリタリーちっくになってしまった(´Д`)
総作業時間:約1週間
(錆とり4時間。塗膜剥離3時間。ハンダ12時間以上。穴チェック数十回(24時間以上かかってると思う(´Д`))。パテ埋め4時間。塗装24時間以上(乾燥時間含む)。
必要工具:タンク外すラチェット。
ハンダごて。
ガストーチ。
鋭利なもの(穴探しに使う)。
雑巾たくさん。
消費材料:サンポール3本(300円)
パテ100g(800円)
サンドペーパー(100円)
剥離剤(600円)
ハケ(80円)
燃料ホース(17円)
塗料2本(400円)
金属加工用ハンダ2本(1200円)
フラックス(400円)
ワックス(400円)
全てホームセンター(ホーマック)もしくはダイソーです。
総費用:4197円(値段うろ覚えです。4000円以内で納まるとおもいます(´Д`)
ランク:マイホーム!
労力:戦場メカニック(爆)(要覚悟)
最後に持ち主より感想
「タンクに穴が開いて、もうダメかと思ったときに神のごとく救いの手が(笑)。途中経過で穴の状態を見たときは、あまりの惨状に言葉を失いましたが、ピッカピカになって帰ってきて、感謝の言葉もありません。ほんっとぉにありがとうございましたっ!」
取り付けボルト折っちゃったり、パテの面が上手くでてなかったりしたのに多分な評価を頂きました。
これからも精進していこうと思います!
やろうと思った人がいたらなあと思って書いているので、敢えて生半可な作業ではないことを伝えたく、
このような長い記事と致しましたことをここにお伝えします!!
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